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「オルフェウスの窓」ファンサイト「Die Blaetter」管理人ぼーだらのブログです。いろいろ語っております。ツッコミお願い致します!
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え~、ロシア革命100周年記念祭掉尾を飾るチャットは23日秋分の日に行います。管理人は22時30分ごろから参加致します。
管理人SS「人魚姫」2UP致しました。以下は読んでない方には意味のない文章かと思いますので、例によってドロー反転でお読みくださいませ。

舞台になっている「センナヤ広場」界隈は、ドストエフスキイの「罪と罰」の舞台として有名だったんですが、今では2017年4月の地下鉄爆破テロがあったところ、というほうが通りがいい。ニュース映像では賑やかな中にも古都らしい優雅な雰囲気でしたが、ドストエフスキイの時代--多分オル窓時代でもごく庶民的なエリアだったようです。「センナヤ」の名は「センノ(干し草)」に由来するようで、近隣の農民たちが生活必需品を運んで商う場として設けられたものでしょう。
こういう地名を散らすといかにもロシア~って雰囲気だよね、と悦に入っているわけですが、実はネタにしたエピソード自体はロシアと関係のないものばかりです。水に落ちた財布や貴重品を集めて生活する子供(ヒロインは子供という年齢じゃないんですが)は、産業革命期のイギリス・ロンドンの話。新しく来た使用人に以前の使用人の名前を押し付ける奥様は実は幸田文の「流れる」にあったネタです。「カーチカ」はメジャーな名前「エカテリーナ」の愛称の一つですが、かなり目下に見ている感じ。「カーチャ」は普通に親愛感がある愛称。この愛称と目線の高さの関係が重要な役割を果たしているのがトルストイの「復活」で、「エカテリーナ」という名のヒロインは女主人に可愛がられているのだけれど、「カーチカ」ではなく「カーチャ」と呼んでもらえるほどではなく、中間的な愛称の「カチューシャ」で呼ばれている。
次章にはちゃんとオルキャラが出てきますので、どうか心広くお待ちくださいますよう。
もう一つ書きかけのSSがあるんですが、出すかどうかは微妙。それはオルキャラメインの話なんですが、それだけに原作からの逸脱が気になる方もおられるかと心配です。

来年は、ユリウス&イザーク生誕100年にあたるので、様子見ながら「主役生誕100周年祭」しようかと思っています。皆様のご参加、今から切に切にお待ちしております。

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無題
『人魚姫』の続き、楽しみにしています。
ぼーだら様のssには、その原作が描かれた時代の空気感のようなものが感じられて好きです。
NONAME 2017/09/23(Sat)17:53:23 編集
無題
NONAME 2017/09/27(Wed)17:57:07 編集
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