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「オルフェウスの窓」ファンサイト「Die Blaetter」管理人ぼーだらのブログです。いろいろ語っております。ツッコミお願い致します!
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Googleのポータル見たら、今日はシベリア鉄道完成100周年なんですね!
(WW1始まって膠着して戦費増大して、革命1年前までかかってんかい!というツッコミはさておき)。
で、ポータルのアニメーションがすっごく可愛い! チャイコフスキイの弦楽セレナードの第2楽章に乗って、ソ連時代の絵本みたいな絵柄が動いてるの! 素朴な絵柄なんだけれど色合いがシックでお洒落で、パラパラアニメみたいなぎくしゃくした動きがなんともほのぼのしてる。
本日限定、おススメです! Googleの宣伝かいっていわれてもええねん!

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皆様の作品を拝見していて、特に若いファンは「革命家」というモノにピンと来ないのかな、と思うことがしばしばあります。
管理人の場合、「ロシア=カクメイカ=(よりによって)シベリア」というラインが成立したのは、実は小学校4年か5年の時でした…いったいいくつやねん?!と突っ込まれそうですが、意外と?健全かつ今でもフツーにありそうな読書生活の結果だったんですよ。だって、市立図書館にあった「帰ってきたシャーロック・ホームズ」ですもん。親も先生も薦めこそすれ、まぁ物騒だの何考えてるかわからん子供やだのとは考えない本です。今思えば、ちゃんと読んで薦めてんのかPTAって本も結構あった気がする(笑)。
この先ネタバレですから、「シャーロック・ホームズの帰還(大人向けだとこういうタイトルになる。ちなみに管理人の手元にあるのは延原謙訳の新潮文庫版)」中の「金縁の鼻眼鏡」読んだことない人は読まないでくださいね! いいですね! ちゃんと警告しましたからね!

「金縁の鼻眼鏡」は、イギリス・ケント州の片田舎に住んでいる老教授の邸宅で教授秘書が刺殺されたのが発端。犯人の遺留品である「金縁の鼻眼鏡」から犯人の特徴を次々割り出していくホームズの推理はいかにも名探偵だし、手近なもので罠を仕掛け犯人と協力者を炙り出す伏線の引き方も鮮やかで、子供向けでも十分楽しめる話ですが、実は犯行の因縁はロシアに遡り、犯人と協力者はかつてロシアで革命家として活動し、その後メンバーの一人の裏切りで組織が壊滅した…というエピソードがある。犯人はこの時シベリア送りになるが刑期が短かったため釈放、名前を変えてイギリスでのほほんと暮らす裏切者から、同志を救うことができる文書を盗むためにやってきたが、その際に秘書ともみ合って殺してしまったという話。ただ、最後に自殺するこの犯人は一貫して、自己犠牲をいとわない気高い女性として描かれていて、「洗っても決して美しくならない顔(中略)…彼女の挙措にはある気高さがあり、(中略)こう然とあげた頭には豪気さがうかがわれ、なんとなく侵しがたいところのあるのを感ぜしめた(原文ママ)」という、厳しさと、剛毅さと、激しい正義感を備えたヒロイン的な存在なのです。不思議な、そして気高く激しい生き方として「ロシアの革命家」が子供心に刻まれたのでした(^^;)。
この事件はワトソンによると1894年のこと。この頃は実際にロシアからイギリスに亡命してきた人も少なくなかったようで、その亡命者からロシア語を学んだ才女コンスタンス・ガーネットがゴーゴリやドストエフスキーの英訳を手掛けたりもしている時代です。夏目漱石も、「思ひ出すことなど」で長々とドストエフスキーに触れていますが、あるいはそれも1900年からのイギリス留学に由来するのかもーー。
ちなみに、裏切者の名前は「セルギウス(セルゲイ)」、犯人が命がけで救おうとした同志の名前は「アレクシス(アレクセイ)」。なにこの一致(笑)。

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…みたいな条件だったとしても超問題物件、事故物件だったベーリンガー邸を借りたアルラウネってまず霊感力なさそう。一人や二人の死人じゃないのに。尤も家主の方も「引き取り手のない物件をうまいこと外国人に押し付けてやったぜ!」みたいに考えてる可能性も高いから、ある意味WIN-WINなのか? それにしてもアルラウネ、足元を見て値切っていそう。

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ええ、わかってますよ、ちゃんと。
原作にもちゃんと書いてあるし、Wikipediaにも明記してある。ドイツ語版英語版だけでなく、短縮版の日本語版にもしっかりと。レーゲンスブルクの名前はローマ時代の「カストロ・レギナ」から来ていて、雨(Regen)じゃないってことは。
でも、「女王の城市」ならケニーギネンブルクとかレギ-ネンブルクとかになってもいいのに、こんな紛らわしい名前になったというのは、どこか「雨が似合う」要素がこの街にあったからじゃないかなぁ…とモウソウしちゃうのです。ドナウの川霧に包まれて、小雨そぼふる様子が一番美しく見えるとか…大阪都心部みたいなゲリラ豪雨じゃなくてね(^^;)。
「たのしみは昼寝せしまに庭ぬらしふりたる雨をさめてしる時」(橘曙覧)
この季節の日本の雨はこのようにあらまほしいものです(^^)。

SS書くのに自サイトからリンク張った「レーゲンスブルク市公式サイト」覗いたら、言語がドイツ語と英語だけになっている! 日本語版はオルファンのために設けられたと思ってるヲタクとしては、なんだかヲタ活の低迷の表れみたいで悔しい。万国のオルファンよ立ち上がれ!(何しに?)

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実はコレ、私も某同志に聞くまで知りませんでした。
SSネタ漁りで資料を読んだことは少なくないのですが、7月反動の後のボリシェヴィキの動きとかコルニーロフ将軍とかに気を取られていた。レオの命日の方が算出しやすい気がしていました。
「ユリウスのセリフに『確かきょうだったね、ケレンスキーがモスクワから戻ってくるのは』とある」というヒントをいただいてようやくわかりました。いや、ユリちゃんは全然ノーマークでした。
ケレンスキーがモスクワに行っているのが「モスクワ国政協議会」だと考えれば、国政協議会の開催は1917年8月12~15日。モスクワーペテルブルク間は約600キロですから、1泊2日くらいはかかったとしたら…確かに16日か17日くらいになりますね。
600キロは意外と近くありませんか? 東京ー大阪間が500キロですから、1.2倍かぁ…3倍はあるような気がしていたのはきっと、地図の上下程距離が膨らむメルカトル図法のトリックでしょう。日本部品供給装置工業のサイト→http://jpf.ne.jp/index.html?http://jpf.ne.jp/html/08/08_38.html
によると、1909年、新橋ー神戸間の所要時間が12時間50分。ここから単純計算で弾き出すと、モスクワからペテルブルクへの旅はノンストップでざっと15時間弱というところ。尤もこの区間はほぼ直線で走りやすそうだし山もなりフラットな地形のようだからもう少し短縮できるかも。一方、戦時中で物資不足だったことを思えばもう少しゆっくりしていた可能性もあります。いずれにせよ、常識的に言って2日近くかかりそうです。
トロツキーの「ロシア革命史」によると「モスクワ国政協議会」は、「失敗に終わったが、そのことはまえから約束されていた。協議会は何も生み出さなかったし、何も解決しなかった」そうな。左右双方に不満が残る結果となり、却って協議会から締め出されていたボリシェヴィキに支持が集まったと述べています。大体トロツキーのタッチはトゥキディデス式というか、「ほんまに見たんかい!」な臨場感ある表現が多いことも事実なんですけどね。この後「ケレンスキーの陰謀」の章が始まり、オルファンの皆さまにはお馴染みのコルニーロフ将軍との角逐となるわけです。

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